Water Library 027

・・水のほん“Water Library ”・・・

~・~・水にときめいて・~・~

 

 

水に関する健康法というと、飲用や浴用で用いて、その水の持つ成分がなんらかの作用をして健康になれるというものがあります。今回ご紹介する『音響免疫療法』は、人の体内の水分に着目し体内の水が正常化することで、免疫力や自然治癒力を活性化させるという、波動と水の性質を利用した健康回復システムです。この効果については、自分自身はまだこれを体験しておりませんので検証できていません。ですので、本書の内容の真偽についてコメントはできませんが、情報の一つとして参考にしていただけたらと思います。

 

筆者の西堀貞夫さんは医学を専門に研究されてこられた方ではないようですが、国内外に1200以上の特許をもつ発明家だそうです。西堀さんが代表取締役を務めるアイン・エンジニアリング㈱、アイン㈱総合研究所では、地球環境を守るため、廃木材と廃プラスチックから「スーパーウッド」を開発したり、再生プラスチックから作った網状構造ブロックにバクテリアをすまわせて、「よし」を育てることにより水質浄化をはかるシステムなどを開発したりしています。また、和紙の自然呼吸作用に光触媒効果を加えた「光触媒和紙」は老人ホームや病院で利用されています(岐阜県産業経済振興センターHP 情報誌「岐阜を考える」2000年 より)。コンブの海の再生なども手がけ、数々の技術開発に携わり「地球温暖化防止と環境保全」で環境大臣賞を受賞されています。数多くのアイデアに加え、本書に記載されている音響免疫療法も開発されました。

 

“音には、波動という物を振動させるエネルギーがあります。また、地球は磁気というエネルギーを発しています。この二つを融合させると、体温を上げるほどのエネルギーが生み出されることが、長年の研究で分かってきました。

板鳴り構造と網構造体という音を伝える特殊な媒体を通して、音にうねりを起こさせて水の響きを脊髄に響かせると、波動エネルギーとその摩擦熱によって磁気エネルギーが生み出されます。それらのエネルギーが体内の約60パーセント以上を占める水分(血液や体液)に伝わってウェーブ(横波)を起こし、全身の細胞一つ一つを震わせて体温を上げます。”(p5 はじめに)

音響免疫療法は、胎児が38度に保たれた羊水の中で細胞分裂を促進し成長するのと同じような環境をつくることで、体温が上昇して血行を良くし、それぞれが抱えている症状や病気を克服するのだそうです。以下要約です。

 

腎臓の機能が低下すると尿毒症になり、手足がパンパンにむくんだり、肺に水が溜まったり、脳の神経が侵されて痙攣を起こしたり、生命にかかわる事態を招きます。肝臓の解毒作用にも限界があります。現代人は食べ過ぎ飲み過ぎ、運動不足、ストレスによって処理しきれないほどに毒素が増え、血液中に残されるようになり、この毒素が血液に乗って全身を巡っています。

体温が低いと毒素が溜まります。あるいは毒素が溜まりすぎたために、血行が悪くなって体温が低下するという2つのケースがあります。体臭は体内に毒素が溜まっているときに生じる腐敗臭で、肉などの動物性食品は、腸内で停滞していると腸内細菌による発酵が進みガス(おならのもと)を発生させ、このガスが血液中から皮膚を介して排出され体臭になり、これを消すために肉類を中心とした食生活のヨーロッパでは香水が発達しました。

「ドロドロ血」に対し「血液サラサラ」のために水分を多くとって血流を促すようによくいわれますが、我々の体にはホメオスタシスが備わっているため、血液中に多量の水分が入ってきたなら、血液が薄まることなく一定の濃度を保つために、余剰分は血液外に排出されむくみの原因となります。もちろん、運動や入浴で失われたときには、脱水症状を防ぐために水分補給が大事です。しかし、必要以上の水分摂取は、体を冷やして体温維持の妨げになります。

体温が低いとガンになりやすく、糖尿病も血行障害が原因と考えられます。また、体温が低いと活性酸素を処理する酵素がうまく働いてくれず老化を早めます。

子どもたちの低体温化が増加しています。体温も血圧も自律神経の働きによるものですが、血行が悪いために低血糖の状態になり脳に十分なブドウ糖が供給されず、集中力が低下したり、感情をコントロールできず怒りっぽく攻撃的になったりします。体の機能が衰えていることを意味しています。

医療に頼ってばかりいると、自然治癒力が働かないのでもっと薬が必要になり悪循環に陥って人間を退化させています。土台となる体が重要です。日頃から体温を上げて病気にならない強い体をつくっておくことが大事です。

体温が1度上がると免疫力は約60パーセント上がる(活性化)ともいわれています。体内の毒素を排泄器官から出せるようになり、体内が浄化され、ますます血行が良くなって細胞に活力がみなぎります。腸は、第二の脳といわれるほど大事な臓器で、免疫の最前線ともいうべき腸管はとても大事です。お腹が冷たくなっていることがありますが、お腹の冷えに気をつけましょう。

 

では、体温を37~38度にまで高めるにはどうしたらよいのでしょうか。

それには体を振動させて深部体温を上げるということです。入浴は外から温める方法のため、深部体温を上げるには長時間の入浴が必要でそのためのぼせたり、めまいを起こしたり、血圧の高い人や病気で体力のない人には負担がかかって大変危険です。

 

それに対して体を振動させる方法は、体内のほとんどが水分ですから、全身の水分が振動することで熱がつくられます。

 

本書96ページからくわしく振動について説明がありますが、音が生物に与える快・不快は意外に身心に影響があるのだということがこれを読むとよく分かります。低周波のことについて、ここでは、こんな話も出ています。“ある地域では、自宅の窓ガラスや仏壇、食器棚などがガタガタ揺れる日が続いたため、何かの祟りではないかと騒がれたことがありました。その後の調査で、数キロ離れた場所にあるダムが放水する際に発生する低周波による振動だったことが判明したのです。”(p100)

低周波は高周波より遠くまで届き、振動としてのパワーが伝わりやすく、体に悪影響を及ぼすことがわかっています。高周波も低周波も私たちには聞こえませんが、体には伝わっているので影響を受けています。

 

 

さて、背骨に音を伝えると髄液にそのまま伝わり髄液は液体なのでウェーブとなって体内を巡っている血液やリンパ液などの体液へと広がり、全身や筋肉に伝わり約60兆個の細胞一つ一つを振動させることができます。細胞が振動すると、細胞自身で活性化します。

 

では、なぜ音を脊髄に響かせる必要があるのでしょうか。

我々の遠い祖先は、約35億年前に海で誕生した単細胞生物で、それが長い年月を経て進化した結果、人類となりました。我々の体液も海水とほぼ同じ構成成分になっています。人間は胎児期に生物の進化プロセスをたどって細胞分裂を繰り返し成長し誕生しますが、母親のお腹の羊水の中では、人間の一生のうちでもっとも至福の時を過ごしています。

 

胎児は音を感じていますが、それは耳で聞いているのではなく母体音を脊髄で感じています。母体の脈動のリズム(西堀さんは母体の奏でる「生命の響き」とよんでいます。p108)で、羊水が振動し、胎児はそのウェーブで脊髄を震わせることで、身体共鳴によって細胞を刺激して38度に温め、元気に成長するのです。胎児が感じているのは水の響きの音で、まだ耳が形成される前は脊髄から伝わっています。音を脳で聞くのではなく、脊髄音こそ、原始の感覚、本能として感じとっているわけです。

 

音は空気中より水中のほうが速くて遠くまで伝わります。イルカやクジラの生態に着目し、イルカセラピーなどの事実から、水の伝えるウェーブ(横波)の波動エネルギーで体温を38度に高め、免疫力や自然治癒力を引き出して体調を整えることができるのではないかと考えたのが、この免疫療法開発の始まりだそうです。

 

ところで、日本人は世界で最も不安や恐怖を感じるのだそうです。(p182)

「不安遺伝子」「恐怖遺伝子」と呼ばれるS型のセロトニントランスポーター遺伝子を持っている人の割合はヨーロッパ人が40~45パーセントに対し、29か国中一番割合が高かったのが日本人で、80.25パーセントだったそうです。

 

西堀さんは音響免疫療法で幸福感に満たされて身心が健康になってほしいと、ボーンビートチェアーオーディオシステムを開発し、エンターテイメント性の高い分野での応用を期待しています。腰かけているだけで人生を豊かにし、幸せに包まれるというこのシステムを一度体験してみたいものですが、ちょうど、昨日は母の日でした。母の面影を思い出しながら、胎児だったころの記憶をたどって、音響免疫療法に似たような安心感、幸福感を味わってみようかと思います。こんな幸せを感じて生きていられたら、ミサイルの開発などは必要なくなりそうです。

 

音響免疫療法のHPでは以下のようなことが紹介されていましたので、最後に引用させていただき、皆さまにお知らせしたいと思います。

 

“アイン(AIN)はヘブライ語でゼロ磁場の「無」を意味し、宇宙根源を表します。ヨルダンには2つのアイン・ムーサがあります。アインとはアラビア語で泉、ムーサは旧約聖書に登場するモーゼ、アイン・ムーサとはモーゼの泉を意味します。ヘブライ人を率いてエジプトを脱出したモーゼが、杖で石を打ったところ水が湧き出したという故事に由来します。
アインの心は、伊勢の五十鈴川の辺りに宮を遷さんと、生津の地より伊勢に向かわれた、磁気の強いゼロ磁場の元伊勢生津にあります。西堀の父、西堀孝一は軍医として、第二次世界大戦で特攻隊のヒロポンの恐ろしさを軍の上層部に進言、ニューギニアのアインで戦死しました。アインEIN(ドイツ語の1番)に心惹かれ、生命に奇跡を起こすゼロ磁場磁気エネルギーを開発しました。ゼロ磁場はアインの原点です。生命・エネルギーに奇跡を起こします。”

 

最近、国を守るとは山河を守ることだという文章を拝見しました。ニュースなどで国際情勢が緊迫しつつあるような報道を見受けますが、将来の気候変動に備え地球温暖化対策を進めることのほうがまず先に考えなければならない課題の一つであると思われます。

(2017/05/16)

 

 

【27冊目】Data

    音響免疫療法

  著者 西堀(にしぼり) 貞夫(さだお)

    2013年7月 幻冬舎

 

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