Water Library 001

・・・水のほん“Water Library ”・・・

~・~・水にときめいて・~・~

 

 

1冊目は、志村史夫著『「水」をかじる』です。

 

 ところで、なぜ、私が水に興味をもつようになったか・・・これは、追々おはなしできたらと思いますが、

さて、このふしぎなタイトル『「水」をかじる』という言葉について、志村さんはまず、「はじめに」で、水に興味を持った発端について述べていらっしゃいます。

 

ご自身がエレクトロニクス分野の半導体結晶の研究に長年従事し、「氷」が半導体であること、氷の元が水であることから興味が深まり、さまざまな視点で「水」をかじり味わっているそうで、本書は“かじり”“味わい”の報告書でもあるとお書きになっています。

物質としての「水」に畏敬の念を抱き、惚(ほ)れてもいる。哲学的にも惚れていると述べられて、老子の「上善如水」(じょうぜんみずのごとし)・・・の句を取り上げたり随所に文学作品をちりばめたりして、生活の中の水、科学における水、文学からみる水と、多角的に水に光をあてて、水についてわかりやすく書かれています。

 

本の中に古いお話がでてきます。

紀元前のペルシャでは、

巡幸中の王に出会ったら臣民は誰でも王に何かを差し出して奉るという習慣がありました。

ある日、シナイテスという百姓は、散歩をしていると王に出会ってしまいました。

シナイテスは何も持ち合わせていないので、近くの川から両手で汲んだ水を恐る恐る王に差し上げると、

王は一杯の水を、

   「これこそ何よりも値打ちのもの。

    どんな高価なものにも負けはせぬ。

    まず、水は万物の長である」

 と喜んで受け取られたそうです。

 

1杯の水は何よりも価値があります。

また、万物の根源である水は物質の最上位にあるとも考えます。

 

良質な水、おいしい水など快適さを求める前に、まず、身近にありながら奥深い水の世界を知ることは、人として水の星地球に生まれてきたひとりとしてとても大事なことだと思いました。

 

 

(2015/7/26)

 

【1冊目】Data

     ちくま新書481

     「水」をかじる

     志村史夫 著 2004年7月 筑摩書房

       waterLB001

 

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